丹下左膳余話 百万両の壺(丹下左膳餘話 百萬兩の壺)
(たんげさぜんよわひゃくまんりょうのつぼ)
28才で夭折した天才監督・山中貞雄の現存する1本にして日本映画屈指の名作。それまでの殺気溢れる丹下左膳ものとは異なり、時代劇ホームドラマというべきテイストで、左膳像をユーモラスかつ人情味いっぱいに生まれ返らせている。
監督
山中貞雄
キャスト
丹下左膳=大河内伝次郎 お藤=喜代三 柳生源三郎=沢村国太郎 与吉=山本礼三郎 高大之進=鬼頭善一郎 柳生対馬守=阪東勝太郎 峰丹波=磯川勝彦 七兵衛=清川荘司 茂十=高勢実乗 当八=鳥羽陽之助 田丸主水正=若松文男 鬼の健太=今成平九郎 おしゃかの文吉=高松文麿 弥五衛門=葉山富之助 一風宗匠=中村錦司 金魚屋=大倉多一郎 司馬道場門弟=川島国男 司馬道場門弟=梅田哲郎 司馬道場門弟=南條竜之助 司馬道場門弟=城井啓助 司馬道場門弟=松本竜之助 ちょい安=宗春太郎(新入社) 萩乃=花井蘭子 矢場の女=伊村利江子 矢場の女=達美心子 お久=深水藤子
脚本
構成=山中貞雄 脚色=三村伸太郎  
音楽
西梧郎
その他スタッフ
原作/林不忘 撮影/安本淳 照明/井上栄太郎 美術/島康平 織田金蔵 吉田儀一 角井嘉一郎 録音/中村敏夫 福島威 編集/福田理三郎 助監督/萩原遼 大岩弘明 撮影助手/近藤憲照 福島宏 中西公弘 西原英一郎 竹村三郎 音響/池内泰三 記録/安田公義 衣裳/稲次招 美粧/三浦源次郎 剣導/尾上緑郎 字幕/岡本一鳳
伊賀の国に代々伝わるこけ猿の壺。柳生の里城主・柳生対馬守はその老臣・一風宗匠から、この壺に百万両を埋めた絵図面が塗り込められているという秘密を聞く。だが時すでに遅し。単なる古ぼけた壺だと思った対馬守は、弟の源三郎が司馬道場へ婿入りする際に引き出物として与えてしまった後だった。慌てた対馬守は寵臣・高大之進と壺の奪還を策し、大之進を江戸にいる源三郎のもとに使わした。兄の使者としてやってきた高大之進はこけ猿の壺の返還を迫るが、源三郎は兄への意固地から撥ねつけ、壺は源三郎の妻・萩乃の命によって与吉の手から屑屋に売られてしまう。再び高大之進が金百両を持って壺を譲り受けたいとやって来た。けちな兄が大金を出すことに不信を抱いた源三郎は大之進を痛めつけて壺の秘密を告白させる。だがその時、壺は転々として、七兵衛のせがれ・ちょい安の金魚入れとなっていた。七兵衛は矢場の女に惚れて夜ごとお藤が開く矢場へと通っていたが、つまらぬ事から地廻りのやくざに殺されてしまう。矢場の用心棒をしていた丹下左膳は子供嫌いのお藤とともに、一人残された幼いちょい安の面倒を見ることになる。一方、壺を探しあぐねた源三郎は矢場通いを始め、そこで左膳とちょい安に出会う。 ※現存92分
<ご注意>
戦前の製作作品(1942年以前)は、資料の不足などの事情により、当HPのデータの内容が必ずしも正確なものとは限りません。
製作国:日本 製作:京都撮影所
配給:日活
製作年:1935
公開年月日:1935/6/15
上映時間ほか:モノクロ/94分/スタンダード・サイズ/11巻/2571m
© 日活

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